アンパンマンと
フレーベル館
「アンパンマン」の原点
昭和48年(1973年)、フレーベル館の月刊絵本「キンダーおはなしえほん」10月号に『あんぱんまん』が掲載されました。子ども向けに描かれた最初の「アンパンマン」です。
「幼児向け絵本だから」という理由から、タイトルはカタカナ表記ではなく、ひらがなで『あんぱんまん』と表記されました。
『あんぱんまん』は幼稚園・保育所向けの月刊絵本として子どもたちの手に渡り、じわじわと人気を得ていきました。
当時、多くの幼稚園や保育所には子どもたちに何回も読まれて、ボロボロになった『あんぱんまん』の本があったそうです。
今も昔も「アンパンマン」の一番のファンは子どもたちでした。
『あんぱんまん』の人気は子どもたちからどんどん広がっていき、大人気のロングセラー作品となりました。
名前はひらがなの「あんぱんまん」からカタカナの「アンパンマン」へ、そして見た目も時代とともに少しずつ変化しましたが、「アンパンマン」にやなせたかし先生が込めた思いは最初からずっと変わらないものだと私たちは考えています。
私たちはこれからも原点である絵本『あんぱんまん』と、やなせ先生の思いを大切に守っていきます。
アンパンマン絵本の歴史
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1973年(昭和48年)
月刊絵本「キンダーおはなしえほん」10月号に『あんぱんまん』掲載 -
1975年(昭和50年)
初めての市販絵本『それいけ!アンパンマン』刊行
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1976年(昭和51年)
「キンダーおはなしえほん」1973年10月号に掲載された『あんぱんまん』を市販絵本として刊行 -
1978年(昭和53年)
『あんぱんまんとごりらまん』刊行(初出は月刊絵本「キンダーおはなしえほん」1976年6月号) -
1979年(昭和54年)
『あんぱんまんとばいきんまん』刊行(初出は月刊絵本「キンダーおはなしえほん」同年5月号)
以降、数多くのアンパンマン絵本が出版される -
1988年(昭和63年)
絵本を原作としたテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」放送開始 -
1990年(平成2年)
当社刊行アンパンマン絵本の累計発行部数が1,000万部を突破(アニメイラスト本含む) -
2006年(平成18年)
当社刊行アンパンマン絵本の累計発行部数が5,000万部を突破(アニメイラスト本含む) -
2013年(平成25年)
10月13日やなせたかし先生 永眠
同年11月 やなせ先生が最後に描いたアンパンマン絵本『アンパンマンとリンゴぼうや』刊行
やなせ先生の多岐にわたる仕事を収録した作品集『やなせたかし大全 TAKASHI YANASE ON STAGE』刊行 -
2014年(平成26年)
『はーい ミミせんせいですよ!』刊行
(初出は最後の月刊絵本「キンダーおはなしえほん」2013年12月号) -
2018年(平成30年)
当社刊行アンパンマン絵本の累計発行部数が8,000万部を突破(アニメイラスト本含む) -
2023年(令和5年)
やなせたかし先生の
アンパンマン絵本
やなせたかし先生は多くの「アンパンマン」作品を生み出されました。時代を超えて読み継がれる絵本の数々。新装版として装丁を新たにした作品もありますが、内容は発表当時のままでお届けしています。是非、思い出の一冊や新しい一冊を探してみてください。
やなせたかし先生のアンパンマン絵本一覧