沿革
フレーベル館のはじまり
フレーベル館は、1907年(明治40年)4月、愛媛県より上京した高市次郎により、保育用品の研究製造販売のため、東京市麹町区飯田町(現・東京都千代田区飯田橋)に白丸屋の屋号のもと、創業いたしました。
翌年の1908年(明治41年)4月には九段中坂上(現・東京都千代田区九段北)に移転し、社名を現在の「フレーベル館」と改称し、1910年(明治43年)12月には日英大博覧会に恩物を出品し賞状を頂きました。
また、1909年(明治42年)には、下記フレーベル館最初のPR広告を「婦人と子ども」4号に掲載しました。
フレーベル館生る。 フレーベル館とは何ぞや。
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フレーベル館は九段中坂の上角にあり。
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フレーベル館は現代に於て最も進歩せる幼児教育思想の普及を計り、兼ねて幼稚園教育の開祖たるフレーベル氏の徳を頌せんとす。
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フレーベル館は東京女子高等師範学校内フレーベル会指導の下に立つ。
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フレーベル館にはフレーベル会玩具研究本部を置かる。
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フレーベル館は玩具、幼稚園恩物材料、手工用具材料及び運動具等家庭教育に関する用具及び材料の総てを研究し実費を以て之を販売す。
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フレーベル館は広く内外の玩具を蒐集し之を分類して見本を陳列し以て取捨選択の便にす。従って永く店頭に曝したるものは販売せず。
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フレーベル館は九段土産東京土産として最も適当したる教育品を広く蒐集販売す。
フレーベル館主幹 高市次郎謹白
高市の創業当時の想いは世代を超えて受け継がれ、フレーベル館は、今日に至るまで日本の幼児教育・保育に寄り添い、その発展・変化を共にしながら、「子どもたちの健やかな育ちを支える」ため、さまざまな商品やサービスを提供し続けています。
社名の由来
「フレーベル館」という名称は、世界で初めて幼稚園を創設した、ドイツの教育学者フリードリッヒ・ヴィルヘルム・アウグスト・フレーベル(1782-1852)の名に由来します。フレーベルは最初の保育者養成所も開設し、幼児のために現在の積木の原点とも言われる恩物を考案製作したことでも広く知られており、「幼児教育の父」と呼ばれています。創業者の高市次郎はこうしたフレーベルの徳を讃え、その名を社名に冠しました。
あゆみ
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1907年(明治40年)
高市次郎が東京市麹町区飯田町四丁目に白丸屋を開店し、保育用品の研究、製造、販売を開始
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1908年(明治41年)
店内に「日本玩具研究会」発足
九段中坂上に移転し、店名をフレーベル館と改称 -
1910年(明治43年)
日英大博覧会に恩物を出品し受賞(賞状を頂く)
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1920年(大正9年)
フレーベル館を株式会社に改組
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1921年(大正10年)
神田区今川小路に新社屋落成。3月1日に開店し、東洋一の児童デパートとして宣伝される
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1927年(昭和2年)
幼稚園令に伴い、観察絵本「キンダーブック」第1編「お米の巻」創刊
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1959年(昭和34年)
フレーベル少年合唱団結成
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1961年(昭和36年)
株式会社トツパンの出版部門(トツパンのえほん)をフレーベル館に合併
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1973年(昭和48年)
月刊絵本「キンダーおはなしえほん」10月号に『あんぱんまん』掲載
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1987年(昭和62年)
「ウォーリー」シリーズ第1巻『ウォーリーをさがせ!』を刊行し大反響を呼ぶ
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1988年(昭和63年)
当社刊行絵本を原作としたテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」放送開始
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1989年(平成元年)
アンパンマンのアニメ映画第1作「それいけ!アンパンマン キラキラ星の涙」公開
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1991年(平成3年)
「ウォーリー」シリーズ空前の大ヒットとなる
「恩物」「フレーベル保育組木」がグッドトイ百選に認定される -
1993年(平成5年)
本社を千代田区神田小川町より文京区本駒込に移転、現在に至る
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2002年(平成14年)
本社に「えほんとおもちゃのお店」開設(~2022(令和4))
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2007年(平成19年)
創業100周年、「キンダーブック」創刊80周年を迎える
企業理念制定
横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール内「森の本屋さん」オープン
第1回キッズデザイン賞にて、 「キンダーマーカーたふっこ」金賞(経済産業大臣賞)受賞
100周年記念展示会開催(東京国際フォーラム) -
2016年(平成28年)
テレビ東京系列にて子ども向け番組「きんだーてれび」放送開始(~2022(令和4))
神奈川県に有料室内あそび場施設「フレーベル館 Kinder Platz」第1号店開設 -
2017年(平成29年)
「フレーベル館ものがたり新人賞」創設
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2018年(平成30年)
「キンダーブックの90年」展開催。天皇皇后両陛下ご来臨
フレーベル西が丘みらい園開園
『ウォーリーをさがせ!』出版30周年を迎える
「アンパンマン」シリーズの絵本 累計発行部数が8,000万部を突破 -
2019年(令和元年)
株式会社ジュラ出版局子会社化
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2020年(令和2年)
埼玉県に「フレーベル館 出版物流センター」を開設
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2023年(令和5年)
絵本『あんぱんまん』誕生50周年を迎える
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2024年(令和6年)
本社にショールーム完成