
3月号のつかい方
ことば(言葉・文字)
文作り
ねらい
絵を見ながら「いつ」「だれが」「どこで」「何をした」という文作りに取り組み、文の構造に親しみます。

つかい方のヒント
「楽しそうなお話の絵が描いてあるけれど、お話の文字が書いていないね。いつ、だれが、どこで、何をしたのかな? 考えながら、お話を作ってみよう」と誘います。ことばシールを見ながら迷ってしまう場合は、「太陽がカンカン照りで、暑そうだね。カブトムシもいるよ」「はっぱが黄色くなっているね。落ち葉もあるよ」「雪が降っているね。寒そうだね」などと、ヒントになるような声をかけながら、いっしょに考えていくとよいでしょう。
小学校へのつながり
基本的な文構造を理解することは、話す・聞く、書く、読む力の基礎となります。日常の会話でも、「いつ」「だれが」「どこで」「何をした」を意識して話せるとよいでしょう。
かず(数量・図形)
たくさんの数
ねらい
10より大きい数について、10を単位としたひとつのまとまりを意識しながら、大きい数をかぞえることに親しみます。

つかい方のヒント
「みんな集まってきたね。何をして遊ぶのかな。サッカーやドッジボールをするのかな。でも数がわからないと遊べないよね。どうやってかぞえたらいいかな」と誘ってみましょう。「10ずつ線で囲んでグループにしてかぞえるとわかりやすい」「絵の横に順番に番号を書いていけばいい」などとお子さんからアイデアが出るかもしれません。お子さんのアイデアを採用してかぞえたあと、最終的に10ずつのまとまりを意識できるような声をかけるとよいでしょう。
小学校へのつながり
10を単位としたまとまりを意識することは10進法の理解につながります。ほかにも2とび(2,4,6,…)や5とび(5,10,15…)のかぞえ方にも親しんでおくとよいでしょう。
くふう(思考・創造)
まとめ
ねらい
これまでに学んできた「判断」「図形構成」「図形展開」のおさらいをします。

つかい方のヒント
「タコが影になっちゃったよ。どの影が、絵と同じタコかな?」と声をかけます。慌てて選んでしまった場合は、「それでいいかな?」と、もう一度考えるように声をかけてみましょう。似ているものや間違いやすい答えがあります。選んだものについて、「どうしてそう思う?」と思考を言語化するような声をかけてみるとよいでしょう。どうして選んだのか、うまく言えない場合は、「足の長さが違うのかな?」「本数が違うのかな?」と誘導してもよいでしょう。
小学校へのつながり
部分と全体、線の長さと向きなどに着目し、一つひとつ注意深く取り組めるようにしましょう。粘り強さ、集中力など、学校生活に必要な基礎的な力を養うとともに、点、線、面、対称など、図形学習の内容理解にもつながります。
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