6月号のつかい方
ことば(言葉・文字)
しりとり
ねらい
言葉の終わりの音と同じ音で始まる言葉を見つけてしりとりを楽しむとともに、いろいろな線を書く練習にもなります。

つかい方のヒント
「だれかのお手紙があるよ。お手紙をもらうとうれしいね」と声をかけ、「『てがみ』の最後の文字は何かな?」といっしょに指で押さえながら尾音の確認をするとよいでしょう。「『み』で始まる言葉はどれかな?」と、今度は最初の文字に注目します。「最初の文字と最後の文字が同じになるように、道を進んでみようね」と声をかけましょう。
小学校へのつながり
しりとり遊びは音や文字への意識を高め、辞書を引いたり図鑑を調べたりする国語や生活科などの学習につながります。また、各教科で必要な多様な語彙習得に役立ちます。
かず(数量・図形)
描写
ねらい
見本をよく見ながら線をつないで形を描くことで、ひらがなを書く前段階である運筆の練習にもなります。

つかい方のヒント
形が複雑になってきて、とまどう姿が見られる場合は、「四角の中にまた四角があるね」「三角が4つあるよ。」などと、知っている形を全体の中から見つけられるような声をかけるとよいでしょう。線を書いた後、背景の絵を見ながら、色鉛筆で色を塗っても楽しいでしょう。
小学校へのつながり
縦・横・斜め、長短の線をしっかりとした筆圧で書くことは、文字を書く力の基礎となります。手首を柔軟につかって、力強く書けるようにしましょう。
くふう(思考・創造)
関連性
ねらい
関連するものと関連しないものを識別しながら、迷路遊びを楽しみましょう。

つかい方のヒント
「どんな楽器を知っている?」「働く車にはどんなものがあるかな?」と問いかけ、いくつか挙げてから取り組むとスムーズです。「この楽器はどんな音が出るかな?」とそれに関連する質問をするなど、やりとりをしながら進めても楽しい時間になるでしょう。
小学校へのつながり
物事の関連性を理解し分類する力は、身のまわりの整理整頓といった基本的生活習慣を支える力から、各教科で求められる学問的な分類体系の理解まで、ずっとつながっていきます。
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