
4月号のつかい方
ことば(言葉・文字)
頭音
ねらい
「あ」で始まる言葉を見つけながら語彙を増やすとともに、道をたどって直線を引く練習にもなります。

つかい方のヒント
「『あ』で始まる言葉が、○○ちゃんのことを待っているよ。鉛筆の車で、道路を走ってみようか。道が途切れているところ、石や木で通れないところは戻ってね」こんな言葉で展開していくと、楽しみながら言葉に興味をもてるでしょう。
小学校へのつながり
頭音を取り出す力は幼児期のしりとり遊びにつながります。また「あ」「い」「う」……の頭音での語彙の分類は、索引で調べる、辞書を引くなど国語の学習へつながっていきます。
かず(数量・図形)
集合(仲間集め)
ねらい
仲間(概念)を見つけながら、絵の向き、形、大きさが違っても仲間であるということを学びます。

つかい方のヒント
「いろいろな色のチョウが飛んでいるよ。みんな同じチョウの仲間だけれど、色が違うね。黄色のチョウの仲間は何匹いるかな? 数をかぞえてみよう」と誘ってみましょう。かぞえたチョウを指で押さえながら確認してみると、仲間分けや数に対する意識がより高まるでしょう。
小学校へのつながり
「チョウ」も黄色だけでなく青やピンクもいて、それらを弁別したり、同じ「チョウ」だと認識したりする概念の分類や階層の理解は、語彙習得や図形の学習などにつながります。
くふう(思考・創造)
弁別
ねらい
左右の絵をよく見比べることによって、同じものと違うものを見分け、識別する能力を養います。

つかい方のヒント
「この2つの絵は同じかな? 違うかな?」「ぱっと見ると同じに見えるけれど、よ~く見てごらん……あれ? 少しだけ違うところがありそうだよ」などと注意を促します。半分を絵本を隠して「この中で違うところはあるかな」と、範囲を狭めて探してみてもよいでしょう。
小学校へのつながり
絵の弁別には注意力、記憶力、比較する力が必要です。国語の文章読解や算数の図形理解、理科や社会で物事や事象を観察し、比較する力につながっていきます。
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