
1月号のつかい方
ことば(言葉・文字)
文作り
ねらい
絵を見ながら「だれが」「どこで」「何をした」という文作りに取り組み、文の構造に親しみます。

つかい方のヒント
「マッキーとナッキーは、どこで何をしているのかな。ししまいくんの文のように、マッキーとナッキーの文を考えてみよう」と誘います。なかなかスムーズに文を作ることができない場合は、「これはだれかな?」「場所はどこかな?」「何をしているのかな?」と、一つひとつ質問していくとわかりやすいでしょう。
小学校へのつながり
5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どんなふうに)は、情報伝達にも、文構造の理解にも必要な基本要素です。まず、「だれが」「どこで」「なにをした」から、理解したり表現したりすることに慣れ、小学校の読むこと、書くことの学習につなげていきましょう。
かず(数量・図形)
合成(足し算)
ねらい
2つの数を合わせるといくつになるのかを考えながら、足し算の概念に親しみます。

つかい方のヒント
「わあ、おいしそうだね。あんこときなこのお餅、いくつ食べたい?」と質問をして、導入するとよいでしょう。「マッキーは2こ、ナッキーは3こ、あんこもちを作ったんだね。合わせていくつかな」と聞きます。右手と左手に分けて指で示し、指を動かしてかぞえながら足してもよいでしょう。
小学校へのつながり
足し算の方法を教え込むのではなく、足し算を適用する場面かどうか判断できること、数を合成する意味を理解できることがたいせつです。「合わせていくつ?」という問いが、合成を意味することに気づけるようにしていきましょう。
くふう(思考・創造)
推理
ねらい
頭の中で図を回転させることで、推理しながら図形感覚を育みます。

つかい方のヒント
「ぞうさんが矢印の方向に転んじゃったよ。どんな格好になるかな」などと導入します。「シールをつかって、実際に絵を操作して考えると、回転がイメージしやすくなります。慣れてきたら、「このおむすびは、何回転がっちゃったのかな?」とほかの絵についても聞いてみるとよいでしょう。
小学校へのつながり
図を回転させると、どの部分がどこにくるか、部分ごとに位置を確認するとよいでしょう。実際にシールをつかって、90度回転させる活動を繰り返すことで、角度や図形の学びにつながります。
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