
白雪姫
ある国に生まれた、紅いくちびると、黒い髪、白い肌をもったお姫さま。
あまりの美しさに、「白雪姫」と名づけられたその姫は、
たいせつにたいせつに、育てられました。
ところが、悪魔のような継母がやってきて、
すべてが変わってしまったのです…。
ボローニャ絵本原画展でその才能を見出された作家・たかのももさんによって、
あまりにも有名なグリム童話が解釈され、描かれました。
そのイメージは、はたしてどこから生まれるのか、
今までにない、まったく新しい白雪姫像を提示してくれます。
継母の女王は、その魔性の具現のような魚の尾を頭に冠し、
七人の小人たちには、太陽や月のモチーフがあてられています。
特に美しいのが白雪姫を宿した母妃のイラストで、
白いドレスのおなかには開け放たれた小窓が描かれ、
王女誕生を神秘的に象徴しています。
見るものをとりこにする妖しさをもつ絵本、
その魅力に誘われて、物語の世界に身をゆだねてみては?
白雪姫
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王女の誕生を心待ちにするお妃さま。
おなかの小窓を開くと、そこには雪景色。
雪のように美しい王女が生まれることを予感させます。
成長し、その美しさから継母に妬まれた白雪姫は城を出て、
深い森へ身をかくします。
森のなかで七人の小人と暮らしはじめた白雪姫にも、
継母の魔の手が忍び寄ります。
老婆にふんした継母によって、白雪姫は倒れますが、
小人たちの活躍により一命をとりとめるのでした。
継母の策略で毒りんごを食べた白雪姫は、
小人たちが何をしてもよみがえりません。
そのとき近くを通りかかった王子さまが、
眠る白雪姫のくちびるにそっとキスすると…
白雪姫の目が、ぱっちりと開いたのです!