
赤いペン
「そのペンは、人間に何かをかかせて、いつのまにか消えてしまうんだって」
町で流れる不思議な「赤いペン」のうわさを調べるため、
中学生の夏野は町の文学館を訪れた。
「うわさの真相をたどるには、直接ペンの持ち主から話を聞くべきだ」
という文学館の人の助言から、夏野は赤いペンを持っていた人を探しだし、
ペンにまつわる物語を聞きだしていく。
人から人へ、物語を生んでは消えていくペンの足跡を追いながら、
夏野の調査ノートにも、ペンの残した「物語」が集まっていき…。
はたして、夏野がたどりついた「赤いペン」の真実とは?
赤いペン
本体価格 1,400円(税別) 著者名 澤井美穂/作 中島梨絵/絵 対象年齢 小学校高学年から サイズ 20×14cm ページ数 200ページ 発行年月 2015年2月 ISBN 9784577042199 その他 第16回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作品
※上のボタンを押すと「書籍詳細」ページへ遷移します。そちらのページに各通販サイトへのリンクがございますので、お好みの通販サイトからご購入ください。
夏野が訪れた文学館には、個性的な面々。ちょっと強引なちはやさんと、ちはやさんに押されっぱなしの草刈さん。ひっこみじあんな夏野の調査を、あたたかく後押ししてくれる、頼もしい存在のふたり。
夏野の調査を聞きつけて、勝手にアシスタントになってしまったクラスメイトの春山。おしゃべりで落ち着きがないが、社交性ばつぐんで、夏野の調査をたびたび助けてくれる。夏野の言葉に一喜一憂しているけれど、もしかして…?
ペンを手にした人の話は、どれも不思議は話ばかり。夏野たちはペンの物語を集めるにつれ、「赤いペン」の真相に一歩一歩近づいていく…。