
カミツキガメは わるいやつ?
「外来種」や「外来生物」という言葉を聞いたことはありますか?
外国からきた、もともとは日本にいなかった生きもののことです。
今、日本にはたくさんの外来種がいて、各地で問題になっています。
なぜ、問題なのか、どうして外国の生きものが日本の自然のなかにいるのか。
カミツキガメの問題を通して、私たちができること、しなくてはいけないことを
きちんと考えてみませんか?
カミツキガメは わるいやつ?
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著者の松沢さんは地元の人とのふれあいのなかで、カミツキガメが自分の家のすぐ近くで繁殖していることを知ります。テレビなどで「恐い、凶暴なカメ」として紹介されていた生きものが、すぐ近くにいるなんて、とても驚きですね!
カミツキガメのことが気になった松沢さんは、毎日、カミツキガメの姿を探して撮影を続けます。すると、凶暴どころか、臆病な性格だということに気づきました。すぐに隠れてしまったり、なかなか水のなかから出てこなかったり、と大変苦労したそうです。
撮影を続けていると、交尾や産卵、ふ化など、日本でだれも撮影したことがない姿を撮影することができました。そして、それはカミツキガメが一生懸命生きている姿だったのです。
他の生きものと同じ、大切な命。でも、日本の自然のなかにいてはいけないという現実。
いてはいけない生きものとしてカミツキガメは駆除されています。
私たちはいったいどうしたらよいのでしょうか。この本をきっかけに考えてみてください。