
12月号のつかい方
ことば(言葉・文字)
濁音・半濁音
ねらい
濁点や半濁点によって違う言葉になることを楽しみながら、濁音と半濁音を学びます。

つかい方のヒント
「好きな食べ物はあるかな?」と聞きながら、いっしょに字を読みます。「あれ、『おてん』『てんふら』……これは食べられないね。食べられるように字を直してみよう」と誘います。ここには『゛』(点々)をつけられるかな?」と、ひとつずつ文字にシールを重ねて、濁点・半濁点をつけられる文字か、つけられない文字かを確認してみましょう。
小学校へのつながり
小学校では正しく濁音・半濁音と清音の読み書きができることが求められますが、幼児期には文字を見ただけで判別するのは難しいこともあります。まず、絵を見て言葉にしてみる、次に音と文字をひとつずつ対応させるというステップを踏むとよいでしょう。
かず(数量・図形)
カレンダー
ねらい
1か月は何日あるのかを数字を書きながら学び、子どもの生活に身近なカレンダー作りを楽しみましょう。

つかい方のヒント
子どもは、身近なおとながふだんつかっている物にとても興味をもちます。「(おとなの物と)同じだね。○○ちゃんだけのカレンダーを作ってみよう」と誘うとよいでしょう。実際のカレンダーを見ながら確認して書いていきますが、全部書いた後になって、数字がずれていることに気づいたりすると、達成感が得られず嫌になったりしてしまうこともあるので、曜日をおとなといっしょに確認しながら書くとよいでしょう。
小学校へのつながり
カレンダーは多様な力を養うことのできる、たいへんすぐれた教材です。数字を読み書きしたり、曜日の名前を覚えたり、過去や未来の時間の感覚をもたせることができます。数字の並び方にも興味がもてるとよいですね。
くふう(思考・創造)
図形構成
ねらい
〇、△、□の図形がさまざまな形から構成されていることを学びます。

つかい方のヒント
「パズルみたいだね。どう組み合わせたら丸になるかな?」と誘いましょう。シールをつかって、形を合わせながら具体的に考えるとわかりやすいでしょう。遊びの要素を取り入れながら、「僕はどこに行けばいいのかな?」「私はどこ?」「あらら、仲間に入れないみたい」などと、形を擬人化させて、おしゃべりするように進めると楽しんで考えられるでしょう。
小学校へのつながり
シールなど具体物を操作しながら取り組みましょう。操作が簡単にできるようであれば、「どうしてそれをつかわないの?」と説明させるとよいでしょう。思考力や説明する力がつきます。
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