保育者様へ

フレーベル館のココだけの話

 

3歳からの「たべたのだあれ?」視力検査キット

2015/10/01

みなさんこんにちは。

もうすっかり秋になり、金木犀の良い香りが感じられるようになってきましたね。

今回は、第9回キッズデザイン賞優秀賞「経済産業大臣賞」を受賞した“3歳からの「たべたのだあれ?」視力検査キット”のココだけの話をお届けします。

当商品は、視力検査で用いるランドルト環をドーナツに見立て、練習用の絵本を付属した低年齢児から使える検査キットです。

◆3歳からの「たべたのだあれ?」視力検査キット商品概要はコチラ

●何故、視力検査キットは「3歳から」?

視覚には感受性期があり(視力の発達を促すのに適切な時期)、1歳6ヶ月頃をピークとし、8歳頃までです。感受性期内に視力不良を発見し治療をしなければ弱視になり一定以上の視力は出ません。また、自覚的視力検査が可能になるのが3歳頃です。したがって感受性期のピークに近く、自覚的視力検査が可能とされる3歳で視力検査を実施し、視力不良を発見すれば治療効果が大きいため、3歳は最適の年齢なのです。

●「ランドルト環をドーナツに見立てる」アイディア

 当商品の協力開発者、桃山学院大学の高橋ひとみ先生のアイディアです。

 小学生以上の視力検査では、「視力の定義に即した視標」としてランドルト環が使われています。しかし幼児の場合、ランドルト環の切れ目を答えるのは難しく、時間がかかり答えに信憑性がなくなります。そのため、幼児の視力検査では絵視標が使われることが多いのですが、絵視標は「知的要素や視経験が介入する」ために精度面で問題があります。

 そこで、両者の「良いとこどり」をして、「ランドルト環を絵視標に見立てる」方法となりました。幼児が親しみやすく、ランドルト環に似たものといえば・・・「ドーナツ」!さらに、「一口たべられたドーナツ」にすれば、幼児は「だれかがたべた!」と考え、より興味を惹くと考えたとのことです。

       

 

●開発の際に注力したポイント

 子どもたちが検査に親しむことが出来るよう、当商品は検査に用いる動物たちが出てくる絵本がセットになっています。絵本は角を丸くして安全に配慮し、読み聞かせをすることも考慮して少し大きめの版形にしました。

 幼児期は「近くが見えて」いれば視機能面での問題はないので、幼児が集中しやすい眼前30cmに視標を提示する近見視力検査を採用しています。また、検査の際幼児は見えないと見ようとして顔を近づけてしまいます。これを防いで正しい視力検査が出来るように、折り畳み式の「あご乗せ台」を検査キットに付属しました。

●高橋ひとみ先生からのメッセージ

 園で行う視力検査は、「見えているか」の確認であり、視力を測ったり精密検査を行ったりするわけではありません。

 検査をするために絵本『たべたのだあれ?』を読むのではなく、日常の遊びの中で繰り返し絵本を楽しんでください!すると、子どもたちは自分で検査の仕組みを知り、本番ではスムーズな検査を行うことができます。

 「3歳からの視力検査」の輪を広げ、子どもの眼を守りましょう!

 

●ご購入について

 ご購入にあたっては、貴園担当営業へお声掛け頂きますようお願いいたします。また、弊社オンラインショップ「つばめのおうち」でも取り扱っております。

 
 ※本商品のアイデアは、監修者である高橋ひとみ先生ほか2者により特許として登録がされております。 (特許5828202)